おはあちゃん、おさんぽ行こうね。
こんにちは~。
ぱみゅ子だよ~~。
おばあちゃんの具合が悪くなってしばらく経ちます。
どんどん具合が悪くなって、今はちょっと起きるのも大変。
でもおじいちゃんは明るいし、おばあちゃんも元気だし。
一緒におさんぽしようってて、車椅子を借りたんだけど、今のところは、まだ、玄関におきっばなし。
おばあちゃんとおさんぽすると、いろんなお花の名前とか教えてくれて、すっごい楽しいんだよなあ。
でも、無理しないでね。ゆっくり治してから、また一緒におさんぽしよう。
わたしたちが仲良くしてると、おじいちゃんがすぐに拗ねるから、おじいちゃんには、車椅子押してもらって。う
わたしとおばあちゃんは、お手手つないでいこ~~っっ。
《大人編》おばあちゃんとの約束。
ふ~、ふ~。
杏子ちゃん、ほかにして欲しいことない?
おばあちゃんこそ、休んでよ~。
ふふ。大丈夫。
もうずっと背中さすってくれてて、全然休んでないじゃない。。
杏子ちゃんもね。
それはそうなんだけど・・・。
ねえねえ、おばあちゃん、おばあちゃんがおとうさん産んだ時はどうだったの?
そうね~。
お母さん、杏子ちゃんのひいばあちゃんね、が一晩中背中さすってくれてたの。
それで、おとうさんが産まれたのよ。
大変だったけど、嬉しかったなあ。
おじいちゃんから、少し聞いたことある。
なんでも、すごい難産で、おじいちゃん、お医者さんから、危ないのでしばらく寝かせないようにって言われて、めちゃくちゃ怖かったって。
そうね~。
今から思えば、あの時、異様に優しかったのはそういうことなのね。
ふふふ。
おじいちゃんはいつからいたの?
ちゃんと病院には一緒に来てくれて、ずっと傍にはいてくれたのよ。
おじいちゃんもそゆボイントでは優しいからね~。
そして、最初はひいばあちゃんと交代で背中さすってくれたんだけど。
うん。
しばらくしてすぐに寢ちゃったなあ。
ふふふふ。それもおじいちゃんらしいなあ。
それで、当時は割と当たり前になりつつあった、出産の立ち会い、おじいちゃんは絶対にしないって言ってたの。
そうなんだ。
おじいちゃん、怖がりだからね。
でも、おばあちゃんがほんとに辛そうに見えたんだろうなあ。
いよいよ、分娩室に行くってなった時、一緒に行こうかって声をかけてくれたの。
そうなんだ~。
それで、一緒にいったの?
ううん。
おばあちゃんが断ったの。
え~、なんで~?
やっぱり恥ずかしかったからかなあ。
おとうさんが産まれた時、おじいちゃんすごく喜んだんだろうなあ。
そりゃもうすごかったわよ。
もちろん、杏子ちゃんが産まれた時もすごかったし。
杏子ちゃんの時は、名前問題でうるさかったけどね。
ふふふ。
ほんとにぱみゅ子って付けたかったんでしょ。なんだか目に浮かぶな。
おとうさんと、拓哉さん、阻止するべく、作戦立ててたなあ。
ふふふふ。
あ、杏子ちゃん、拓哉さんたち、来てくれたみたい。お仕事やっと終わったのね。
じゃ、交代するわね。
おばあちゃん。
はい?
傍にいてね。
もちろん、ずっと傍にいるわよ。
背中さすってくれてありがとう。
いいえ、杏子ちゃん。
杏子ちゃんが産まれる時もずっとおかあさんの背中さすってたし、それに、杏子ちゃんが出産の時、背中さすってあげるのが、おばあちゃんの夢だったのよ。
叶えさせてくれてありがとう。
ふふふ。
ねえおばあちゃん。
なあに?
この子、女の子だって分かってるんだけど、この子の出産の時も、さすってあげてね。
わたしと一緒に、交代で背中さすろっ。
あらあら。
おばあちゃん、約束だよっ。
ふひ~っ。突然のお泊まり。
こんにちは~。
ぱみゅ子だよ~~。
土曜日、おばあちゃんのおねえさんから連絡があって、ひいじいちゃんが桃をくれたので、撮りにおいで、ということだったので、おじいちゃんの新しい車で取りにいきました。
実は、おばあちゃんのおねえさんも、今、闘病中。おばあちゃんとは種類が違うんだけど、こちらもすごく大変そうでした。
お家には一人でお留守番してたみたいで、すごく歓迎してくれました。
おねえさんの娘さんとおねえさんのお婿さんが本当は居てるんだけど、お墓参りで東京まで行ってるそうです。
どこ行ってもくつろげるおじいちゃんは、すぐにねころんで、ラグビーの日本代表の試合を見てました。
つまんないな~。
と思ったら、おねえさんが、いっぱいおままごと道具をもってきてくれて遊びました。おばあちゃんは、疲れて少し眠ったんですが、起きてからは、お客さん役で一緒にしました。
ラグビーはどうやらぎりぎりたで負けたみたいで、おじいちゃんがしょんぼりしてましたね~。
おねえさんが、インスタントラーメンから冷し中華を作ってくれて、ちょっとしたアイデアだけど、すごいすごいっておじいちゃんが誉めてました。
いつもはインスタントは食べないんだけど、およばれする時はいっぱい食べないとね。
おねえさんが泊まっていけ泊まっていけってあんまり誘うので、おばあちゃんも根負けして泊まることに。
おじいちゃんはどーでもよさそうだった。笑
それで、結局2回も泊まっちゃった。
おじいちゃんは、糖尿のお薬を持ってきていなかったので、おばあちゃんが少し心配してた。
でも、おねえさんが食事のしたくから全部してくれて、おばあちゃんはすごくのんびりできたみたいで、良かったです。
二日目は、わたしはおねえさんと一緒に買い物したりしました。お洋服を買って貰いました。
帰るときは、のんびりドライブしながら帰ったよ。といってせわたしはずっと寢てたんだけど。
お家に帰って、夕御飯の支度はちょっと疲れててできないから、吉野屋の牛丼を買って食べました。
明日は持って帰って来た桃を食べよっっ。
そいえば、あと少しでおとうさんとおかあさんが帰って来ます。それまで桃はもつのかな?
久しぶりのドライブ
こんにちは~。
ぱみゅ子だよ~~。
今日は久しぶりに、3人でドライブしました。
おじいちゃんとおばあちゃんとわたし。
おばあちゃんは、車のところに行くだけでしんどそうだったけど。
中古車だけど、我が家にとっては新しい車。
前と比べて室内がめっちゃくちゃ広い。
おじいちゃんは、遅い遅いって、文句言いつつも、これならスピード出す気にならないわ~って。
いいことじゃん。
まだまだ慣れてなくて、分らない帰納がいっぱいあるみたい。
車をバックさせる時に、ミラーに後ろの様子が写る。
すごいな~。
おじいちゃんは、小さすぎて結局は見られないってこれまた文句大王してたけど、おばあちゃんが、
それは目の方に問題あるんちゃう?
って言って、ひとことでおじいちゃんを黙らせてた。
さすがだな~。笑
図書館まで行ったけど、おばあちゃんとわたしは車に残って待ってた。おばあちゃんは車に乗ってるだけで辛そうだった。
おじいちゃんはすぐに戻ってきてくれて、スーパーに行って、お菓子と夕御飯を買った。そのままスーパーの駐車場で、おじいちゃんは車の説明書を読み始めた。
燃費も計ってくれるんだ~、とか、エコドライブの採点まである、とか、いろいろと驚いてたんだけど、わたし的に一番驚いたのは、後ろのドアが自動ドアだってこと。タクシーみたいだった。開き方は違うけど。
おじいちゃんが説明書とにらめっこしてる間、わたしはおばあちゃんといろいろとお話をしてた。
なんといっても、明日は、おばあちゃんの誕生日だっっ。
おばあちゃんに何が欲しいって聞いても、気持ちだけでいいよ、とか、わたしの笑顔、とか、わたしの元気とか、んも~なことばっかり言うから、あとでおじいちゃんと相談しなくちゃ。
おじいちゃんが一通り説明書を読んだところで、お家に向った。ほんと、近くのドライブだったけど、おばあちゃんはすごく疲れたみたいだった。
お家に帰ったら、ソファーに横になったと思ったら、すぐに寢てしまいました。
おじいちゃんも結構疲れたみたい。
誕生日プレゼントどうしようっいろいろと話したけど、結局は毎年のようにしてる、ケーキだけになりそう。
でも、おばあちゃん食べてくれるかなあ。今調子悪いからなあ。
明日は、おばあちゃんの譚秒日。で、病院にも行く。これからどうするか相談するんだって。緊張するなあ。
おばあちゃんはもう全然起きなくて、仕方ないから夕御飯はおじいちゃんと二人で食べました。おとうさんともテレビ電話して、車の乗り心地とか報告しました。
反動なのかなあ。
こんにちは~。
ぱみゅ子だよ~~。
昨日はがんばって朝のお散歩をしたおばあちゃんなんだけど、今日はその反動がでたのか、身体がだるくて、全然動く気になれないんだって。
ずっとフソァーでうたた寝してる。
おじいちゃんとテレビを見てる時、そんな番組見ないで~って言ってた。
特に今は、病院ものとかの病気を扱ったもの、だれかが死んじゃう話とかは、もう見たくないって。
すごく気持ちは分かる。
おばあちゃんは、おじいちゃん言うところの、呑気なポジティブっていうか、おじいちゃんが後ろ向きなことばっかり言ってるのを、前向きな言葉で突っ込んで笑う、というのがお決まりだったんだけど、最近はすっかり逆になっちゃった。
全部わたしが悪いって、
おじいちゃんがずっと言ってたことをおばあちゃんが言ってる。
そして時々泣いてる。
うううう。
おばあちゃん。
泣かないで。
そんな時は、おじいちゃんとわたしとで励ますんだけど、抗がん剤の治療は本当につらいみたい。
抗がん剤が確実に効くならがんばるけど、そうじゃないんなら、もう辞めるという決断をしてもいいんじゃないかって、おじいちゃんが言ってた。
おばあちゃんには本当に長生きしてほしい。
だって、わたしの赤ちゃんも抱っこしてほしいし、遊んでほしい。
でも、苦しい思いはしないで。
朝からお散歩。
おはよ~。
ぱみゅ子だよ~~。
今日は、朝早くから、おばあちゃんとおじいちゃんと3人でお散歩しました。
昨日はおばあちゃんの調子が良くなくて、一日中ずっと寢てたので、朝起きて、おじいちゃんがお散歩に行こうって。
それはいいんだけど、まだ5時だよお~。
今は、おとうさんが出張中で、おかあさんも付いて行ってるから、お家にわたし1人残す訳にはいかない、てことで起こされたんだけど、眠いよお。
でも、おばあちゃんがお散歩に行くってことだったので、嬉しくなってすぐに起きたよ。
ささっと着替えて、ほんとに近所の公園へ。
時計を見たら、朝の6時すぎだった。
ふわ~~っ。あくびがでるよ~。
しばらく座ってから、ゆっくり歩いてたら、
お花好きなおばあちゃん、ここそこにさいてる花を見ては、綺麗だね~ってお写真撮ってた。
おじいちゃんと散歩に行っても絶対に無い時間だなあ。
いろんな色のお花が沢山あって、おばあちゃんもいっぱい写真撮ってた。
良かったなあ。
おばあちゃん、いっつも病気のこと考えてしまうから、気持ちが紛れるものが欲しいって言ってたんだよね。
それが、こんなに楽しいことなら、ほんっとに良かったよ。
おばあちゃんがにこにこしてて、おじいちゃんもにこにこしてて、わたしもにこにこしてた。
あっちこっちの花を見ては、お座りして帰ってきた。
おばあちゃんの万歩計によると、1000歩は確実に越えてたらしくて、おばあちゃんも嬉しそうだった。
そのあとは、汗をかいたので、3人でお風呂に入って、朝御飯を食べました。
お風呂ではおばあちゃんがお風呂のお掃除をしようとしてたので、それはおじいちゃんとわたしで担当した。
朝からすっきりして、楽しかった~。
クーラー好きなおじいちゃんが、珍しく朝の涼しいうちは窓を開けて風を入れようって言い出して、風が通るように家の窓を開けた。
う~ん。
気持ちい~。
気持ち良すぎて、そこから、3人で、ぐーすかぴ~~。
まいっか。
無くなれ、無くなれ、お腹のお水。
こんにちは~。
ぱみゅ子だよ~~。
最近はずっとおばあちゃんの調子が悪いので、おじいちゃんもずっとぺったりくっついてます。
入院前には少し散歩もしていたのに、退院してからは、ほんの少しの外出も大変そうだし、あんなに好きだったお風呂もとてもつらいって。
うむ~~~。
心配です。
おばあちゃんは、腹水といって、お腹に余分なお水が溜まっているらしく、すごく苦しそう。
お腹も全然減らないし、お水を飲め飲めって言われているんだけど、もういっぱいなお腹にこれ以上何も入らないって、すごく辛そう。
うむむむ~~。
わたし、なんにも出来ないんだけど。
おばあちゃんにお願いして、お腹をさすることにした。
痛いの痛いのどっかいけ~~。
お水もどっかいけ~~っ。
無くなれ無くなれお腹のお水~~。
って、おまじないを唱えながら。
少しならわたしの方にきてもいいからさあ。
おじいちゃんもおとうさんもおかあさんも、ちょっとずつ引き受けてくれるに決まってるんだからさあ。
おばあちゃんのお腹から、お水がなくなりますように。